“全部ひとつ”はまだ速い――ホワイトボードとノート移行。miro/Evernoteの引っ越し先の答え。費用・軽さ・運用で徹底比較

コラム

最初に白状する。
私は、迷いまくった……。

Evernote 1万超のノートを抱えたまま
もっさりと動くEvernoteとmiroの移行先を探していました。

「軽い」
「タグ一括」
「フォルダ一括」
「ホワイトボード統合」
「移行ストレス最小」

この5条件を全部満たす箱が欲しい。

軽くしたいし、安くしたいし、まとめたい。

でも、探しては試し、試しては詰まり、詰まっては戻る。
長い間その繰り返し。

途中、何度も「全部やれそう」に見えるツールに出会っても、どれもあと一歩で引っかかる。

そんな私の忘備録。
ここに残します。

結論は……

今はまだ
“全部ひとつに”の発想がコスト

どちらかというと、
“もっさり感”や“移行ストレス”の方が高くつきます。

広告運用&マーケターの仕事に差し支えるほどに。

ここからは、私が実際に踏んだ石ころを
同じ条件で悩む人と
そして、未来の自分のために残します。


前提と評価軸(私の条件)

  • ノート総量:Evernote に1万超(これは動く“資産”)
  • 軽さ最優先:日々の検索・作成・参照の体感速度が正義
  • 移行ストレス最小:CSV/MD/ENEX いずれも止まらず入ること
  • タグ・フォルダの一括運用:後から塊で整理できること
  • ホワイトボード×ノートできれば一体。できないなら最小分割
  • そして、miro+Evernoteでかかってるコスト(2000円/月)と同等以下で。

評価のモノサシは3つだけに絞った。

  1. 速度(体感の軽さ)
  2. 一括操作(タグ・移動・公開)
  3. 連携(ボード⇄ノートの“行って帰れる”導線)

試行錯誤の足跡

  • AFFiNE
    タグの一括付与が弱い/mdインポートでタグ反映されず&文字化け/フォルダ運用が面倒。
    惜しい。発想は好き。だが、私の要件「一括が強い」に届かず。
    https://affine.pro/
  • ClickUp Unlimited
    EN移行で文字化け/超遅延(数時間〜数日待ち)を頻発。タグ操作は良いが入口で詰む。それでいて、重い
    プロジェクト管理は強いのに、ナレッジ移行は茨の道。
    https://clickup.dxable.com/
  • Heptabase
    タグOK、インポートはかなりスムーズ。ただ図形描画が弱く「情報を“組む”作業」がしづらい。ノートの公開リンクができない。
    “発散→収束”の設計ボードにするには足場不足。
    外部共有がなく、描画不要なら、かなりおススメ
    https://heptabase.com/
  • Obsidian
    容量とコストが現実的でない(私のデータ量だとすぐ上限)。
    私の課金観に合わず。
    https://obsidian.md/
  • Logseq(+Sync)
    とにかく重い。ここで私は「“軽さ”は正義」を再認識。
    脳内モデリングが止まる重さは、私の仕事では即NG。
    https://logseq.com/
  • whimsical
    サクサクで良い。だがタグはなくフォルダ偏重両方がほしい。
    軽快さはトップクラス。すごく惜しい。
    https://whimsical.com/home
  • fibery
    強力なデータモデリング。ただEN画像の取り込み不可(時点の私の検証)。Canva連携は閲覧止まり(編集直リンクは有料側なら可の気配あり)。
    “運用データベース”には最高級。でも私の初期移行要件に合わず。
    https://fibery.io/
  • Notion + Canva
      連携は成立。ただNotionは子ページ受け入れ/タグは手動に寄る。
  • あとNotionのインポートがあまり良くない。(ノートごとではなく、子ノートとしてのインポート)
  • https://www.notion.com/ja
  • Coda
    使いこなせばきっと強力。ただし使いこなしのハードルが高い
    CanvaへのリンクもEvernoteと同様“リンク止まり”。現行体制を崩す理由にはならず。
    https://coda.io/
  • Tana
    非常に良いCanvaへ直接編集リンクで飛べる点も素晴らしい。ただしインポート変換の手間が大きい。今すぐ1万ノートをのせ替える現実解にはならない
    https://tana.inc/
  • Capacities
    MDのインポートはノートごとに最大5つまで(公式記載)。1万ノート規模では運用が破綻する。
    https://capacities.io/

途中で気づいた“今は無い”

いや、シンプルに気づきました。
まだ、私の要件を満たすものが”存在しない”こと。

そんなわけで、方向転換することにしました。

2〜3点に分けてつなぐ

こんな感じに。

  • ノート母艦は軽さ一括運用で選ぶ
  • ボードは発想速度チーム/外部共有で選ぶ
  • 戦略全体の“俯瞰”はマップ特化の器で別管理

実用の設計:私がこれから回す3点構成

(1)母艦:Evernote(最新検証で“軽さ”が復活)
(2)ホワイトボード:Canva(既に有料契約)
(3)戦略マップ:AFFiNE(全体戦略の鳥瞰図だけに限定)

1)Evernote を母艦に据え直す理由

  • 最新の体感で“重さの不満”が解消してたことに気づきました。検索・切替が早くなっていた。(以前より……ですが。)
    ENEX/MD/CSV 経由でも復元がもっとも安定
  • タグ一括/移動が現実的(他のツールでこの点が意外とないことに今更、気づかされた)

2)Canva ホワイトボードを採用する理由

  • すでに有料契約。miro分の料金が削れる。
  • ボードが軽い/共有が一撃/コメント運用が実務的
  • Evernoteノートのリンクカード化するなどはCanva上ではあきらめた(Evernoteの仕様上。その代わり、リンクの貼り付けのみで対応)
  • デザイン資産が集約している。どっちにしても、整理をしないといけないとおもっていたので、そのついでの管理で楽。

 あきらめるところはあきらめて、管理ツールを減らして、片付ける場所を減らすことに注力することにしました。

3)AFFiNE は“戦略全体の俯瞰”に限定

  • 具体の本文や資料の置き場所にしない
  • プロジェクト間の依存関係・ロードマップ・構造管理の可視化に絞る(こうすると、無料プランだけで十分。)
  • タグの限界は承知。“迷子にならない地図”としての役割だけに徹する

まとめ

悩みに悩んで、私が選んだのは完璧な“オールインワン”ではありません。

できれば、Evernoteのノートの内容がCanvaホワイトボードに埋め込みができたり……

もしくはAFFiNEが一括タグ付けやデータのインポートにもっと強くなればなぁ。と思ったり。
これができるようになれば、正直、Evernoteから完全にAFFiNEへお引越しでもいいと思います。

微妙に足りない部分は多いのですが、
節約と激重のmiroからの脱却という点では条件達成できそう。

そんなわけで、私の仕事が進む 2〜3点構成はこんな感じ。

  • Evernote を母艦に残す。最新の体感で十分に軽い。タグ一括・移動・検索の日次回転に強い。
  • Canva のホワイトボードを Miro 代替に据える。既に課金済みの資産・共有導線・発想速度が業務に直結
  • AFFiNE は全体戦略の鳥瞰に限定。“迷子にならない地図”だけを置く。本文は置かない。(Evernoteからのコピペ対応。画像関係は一切置かない。)

設計の合言葉は、
「作業は Canva / 記録は Evernote / 俯瞰は AFFiNE」
そして、“往復リンク”を必ず両側に張る

 さて……これで、ワークフローはどれぐらい軽くなるのかしら。
 
 また、使用の経過。気分が乗った時に書いちゃいます。

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